SideMの格差についての一人言



アイドルマスターのアニメ(おそらく再放送)を観てアイマスに興味を持ち、気づけばSideMのユーザー、つまりプロデューサーになっていた。

 

最初はSideMの楽曲から入り、すぐに登場するアイドル達を調べた。すると、苦手かもな…と思うような子は彼らの中に一人もおらず、むしろ「好きだ」「気になる」「へえ!面白い!」という感情ばかりが湧いてきた。これは私にとって結構珍しいことで、「なるほど、これがSideM…すごいぞ…!」と感動したものだ。

 

 

前置きが長くなってしまったが、そんなわけで私はSideMで『プロデューサー』を始めた。S.E.Mというユニットを担当している。しかしSideMにここまでハマったのは紛れもなく「アイドル全員に惹かれたから」だ。(このときまだLegendersはいなかったが、勿論彼らも大好きだ。めっちゃかっこいい)

 

 

最近、曲数やアニメ、イベントなどにおいての格差が話題になっている。いわゆるファスライ組ばかり展開が多く、おいおいセカライ組はどうした?という話だ。(※個人的には好ましくない表現だが、便宜上「ファスライ組」「セカライ組」とする。許してほしい)

それに関して、個人の見解を述べる。

 

 

SideMのアニメに登場した「キャラクター」は、46人全員だった(プラスで社長、山村、石川Pもいた)。しかし、登場時間やセリフ量にはかなりの差がある。このアニメにおいて、「アイドル」となり歌って踊ったのはファスライ組のみだからだ。セカライ組はまだアイドルではなく、前職や日常の1コマがチラリと出ただけだった。

 

確かに差があった。だが、話題になっている格差の本質はこの「差」ではないように思う。

 

アニメというものは、話数が限られている。その中でストーリーを成立させ、かつ視聴者を満足させるには「スポットを当てる登場人物」をしぼる必要がある。最初から何クールもやる前提ならば話は違うが、SideMのアニメはどうもそうではなかった。であれば、アニメとして破綻させないための選択に「スポットを当てる登場人物、ユニットをしぼる」があるのは当然だ。

 

アニメとして、この選択は間違っていない。

では、なぜここまで不満の声が出ているのか。

 

積み重ねなのだ。おそらく、これに尽きる。

 

アニメ化に至るまでのファスライ組の優遇がまずあって、その上で「アニメでもやはりファスライ組中心だった」のが問題なのだろう。

それまでの曲数などにおける格差がなければ、アニメでの差に関しては「残念だけど内容破綻するから仕方ない」「今回はこの6ユニットなのかー」という感想で終わったかもしれない。もちろん批判ゼロとは言わないが、こんなにモヤモヤする必要は無かったのではないか。

 

曲数、イベント、あるいはライブ。小さな差が、積み重ねられていく。「あれ?」となる。「単なる順番待ちなら、次の展開までには並ぶよな?」。前述した通り私はS.E.Mの担当プロデューサーだが、それ以前に事務所まるごとで魅了された過去がある。そういう括りで、「SideMが」好きなのだ。当然「あれ?」となったし、それが今の「お願いだからなんとかしてくれ」という気持ちにつながっている。

 

なんとかしてほしい。みんなが個性的で、ユニットごとに良さがあって、思いがあって、知れば知るほど好きになる。各ユニットの曲を聴いている間、ライブをみている間、そのユニットが一番好き!と思えてしまうほどに、315プロのアイドル達は最高だ。だからハマった。プロデューサーになった。担当が優遇されているからといって嬉しいわけではない。そんなことより、他のユニットに同じような「出番」がほしい。

サニバありがとう、大好きだ。たぶん毎日聴いている。ソロコレ買ったぞ。だが「それでも差があるな…」と心のどこかで考えてしまう自分がいる。不本意だが、どうしようもなく事実だった。

 

 

今でもSideMが好きだ。だが積み重ねられた差が、格差が、あの日偶然見つけてからみるみる好きになったSideMとは別物に見せる。

 

担当は「ファスライ組」にいる。自分の担当に関する展開があれば喜ぶ。だが最近は、またこの6ユニットか、と思ってしまう。格差なんて忘れて、心の底から喜べばいいのか?イベントにもどんどん参加すればいいのか?その通りかもしれない。しかしそれは私には難しいようで、心底、この差を埋めてほしい。

 

丁寧に、セカライ組を中心に、またアニメ化しよう。楽曲もお願いしよう。当然お忙しいことは承知しているが、ファスライ組で展開したことはなるべく同様に展開してくれ。後輩設定はいらない。元々彼らは後輩ではないからだ。とにかく並んでほしい。本来の位置に、同じラインに横で並ぶ皆がみたい。そこに順番があってもいいから。多少ならズレていてもいいから。現状はそんなレベルではないだろう。(そして論点とは微妙にズレてしまうが、候補生の彼らについても諦めてはいない)

 

 

サイバネ未来編で羽ばたく諭吉がそんな風につかわれるのなら、私はまたSideMを大好きになれる。長い上に拙い一人言は以上だ。

 

これからも意見は送るからな、頼むぞマジで!!!